中村稔弥覚醒-安田活躍-二木完封3連勝-2020ロッテ対オリックス16~18

2020年 9月 11日(金 )
ロッテ対オリックス 16回戦  ZOZOマリン

2 対 0 で  ロッテの勝ち
勝ち投手:中村稔弥    負け投手:山岡

【トピック】
ZOZOマリンでの連勝を伸ばせるか。オリックスの逆襲はあるのか。
捕手起用はどうなる、など色々と楽しみでもあり、心配もあるカードになった。

ロッテ先発は先日プロ初勝利をあげた「中村稔弥」で、相手は山岡。
中村は相手オリックス山岡との投げ合いになりました。

何と5回まで両投手はノーヒットピッチングを展開します。

中村稔弥は「力のある140k前後の速球」と変化球がコーナーに決まりました。
ゆっくりとしたフォームから打者の手元に食い込んでくるボールは威力があった。

山岡はストレートがコントロールされて「スライダーが打ち頃の高さから地面すれすれに落ちてくる」、落差の大きい変化にマリーンズ打者は対応が出来ませんでした。
6回好打順で何とかしたい。加藤翔平が山岡のストレートを狙ってヒットで出塁、マーティンがオリ松井のエラーで出塁して1・2塁に。
つづく中村奨吾が外角の出し入れにファールで逃げながら、少し高い球をセンター前にタイムリーヒットした。(バットのヘッドを修正)テクニックを使っての打点だ。
角中も続く、相性もいい山岡のチェンジアップを狙っての、ライト線のタイムリー2塁打を打った。

中村・角中ともに「いい投球を続けている中村のため何とかしよう」という気持ちが前面に出ていた。

中村稔弥ストレートが低めにカーブもコントロールされて7回も無安打で8回へ、しかし先頭バッターに右中間2塁打を打たれてノーヒットノーランの夢はついえた。
しかし8回途中から登板した沢村は、最初のバッターを3ボールとしてしまうが、その後は剛速球と変化球でアウトにするなど、落ち着いた制球で巨人での制球難が信じられない投球を見せた。
最後益田が締めた。M3人のピッチャーでオリックスを1安打完封した。
ロッテも3安打でまたも接戦を制した。
両チームHR、マルチヒットなし。

【メモ】
・M対オリックスZOZOマリン今季負けなし
・マリーンズ先制した試合19連勝中、この試合勝ったので20連勝になった。
・亜細亜大学野球部では、中村稔弥の3年先輩が藤岡雄大。
・マーティンがHR打つと11連勝中。

中村稔弥のヒーローインタビュー、「前回登板から空いた2週間の間、前回悪かったバランスの練習に取り組んできた。ノーヒットノーランは8回に意識した」など素直に自分の言葉で語っていました。

井口監督も中村のピッチングを評価するとともに、打線が少ない安打で勝っている事については、「稔弥が良く投げた。沢村がよく抑えた。こういう勝ち方が出来るチームになってきたんだと思った」と本音が出た。

【中村稔弥、昨オフ米に留学】
昨オフアメリカのシアトルにある「動作解析施設」へ行き最先端のトレーニングを学んだ。
体も大きくなり直球の質が向上した。「球速表示以上の威力」を手にしていた。

実際12日千葉テレの解説初芝氏も言っていたが、今まで無かった「少ない安打での勝利が今年は目立つ」し強くなってきた。「この勝利も投手陣がしっかりしていればのこと」で、「打撃陣の奮起を期待する」とした。まさしくその通りだと思いました。

*初芝さん沢村について「成本」に似ているとコメントしていた。
【成本年秀】ロッテ在籍1993年②~1997、1999~2000年。23勝19敗63セーブ、防御率3.21。

2020年 9月 12日(土 )
ロッテ対オリックス 17回戦 雨天中止
勝ち投手: ―    負け投手:―

【NPBニュース】
12日に日本野球機構は観客5千人の上限をとりやめて、19日から各球場の収容人数の50%以内まで引き上げることを決めた。*各球団は自治体などと協議して段階的に観客数を増やす方針。

2020年 9月 13日(日 )
ロッテ対オリックス 17回戦

9 対 2 で ロッテの勝ち
勝ち投手:美馬   負け投手:山田

【トピック】
雨による中断が2度あり、集中力を保つのが難しい中、先発美馬が好投した。
7回8安打2失点としっかりゲームを作った。
一方相手の先発「張奕」も5回2安打2失点と好投。
互いに2点を取りあい同点で、6回までは投手戦だった。

7回裏ゲームは大きく動いた。
7回表オリックスが勝ち越すと、その裏Mチャンスをつくった。
加藤がヒット、マーティンが四球、清田ヒットで2死満塁から、安田がレフト前に2点タイムリーを放った。相手のまずい捕球を見て、和田がホームに帰ってきた。スキのない走塁が素晴らしかった。

8回にも追加点を入れてM快勝。
中盤~抑えの投手を休ませることもできた。
安田3安打猛打賞打点は4と大活躍、大城・吉田正尚・安達マルチ。

*安田の3安打4打点の活躍があったといえ、またも魅せた「逆転のロッテ」。
先発美馬投手、7回で降板した後に逆転してくれた仲間に対して、感謝と信じられない幸運とコメントした。この勢いは仲間の想像をも超えている。
*ソフトバンクが西武に負けた。これでMは首位ソフトと1ゲーム差になった。