二木好投-藤原HR-離脱選手復帰-2020ロッテ対日本ハム22-23

16日新型コロナウィルスに集団で感染した8選手のうち、角中・鳥谷・清田の3選手が出場選手登録された。1軍を離れていた選手が戻ってきた。選手間に笑顔が戻った。
*藤岡・菅野・山本・東妻は2軍の練習に参加した。

【ロッテ球団、選手感染時の説明を訂正】
ロッテ球団は、選手のコロナ感染判明発表時に、札幌遠征中に外食に「誰一人行っていない」と説明したものの、15日発売の週刊誌で4選手が札幌市内で外食していたと報じると、同日に外食は部外者を除く4人以内という球団の「ルールを破っている選手は一人もいなかった」、その点は「誤解があった」と釈明した。ファンからは発言の訂正を残念がる声があがった。

2020年10月 16日(金 )
ロッテ対日本ハム 22回戦 ZOZOマリン

5対 1  でロッテの勝ち
勝ち投手:二木  負け投手:杉浦

【トピック】
コロナ禍で1軍から離れていた選手が戻ってきた。さっそく角中が7番・DHで先発メンバーに名を連ねた。
先発は5連勝中の二木、「強い気持ちをもって好投を続ける」若きエースだ。二木は3回味方のエラーがらみで1点を失うも、他は完璧な内容だった。6回3安打1失点と安定した投球を見せた。
打線は藤原が2号HRで先制する。日ハム先発杉浦を初回とらえる。3回には2アウトから藤原のヒット・盗塁でランナー2塁からマーティンがライトスタンドへ25号2ランを打ち勝越し。
二木の好投もありM打線は勢いづいた。
6回にも田村の4号ソロなど2点を加えて日本ハムを突き放した。ロッテが連敗を2で止めた。

藤原2号ソロ、マーティン25号2ラン。田村4号ソロ。藤原・田村マルチ。淺間マルチ。
日本ハムの投手継投策に「藤原の先制パンチ」が効いた。

【藤原プロ2号も先頭打者ホームラン】
藤原が(楽天2戦目につづき)初回日ハム杉浦の139kストレート真ん中高めを右中間スタンドに運んだ。「2号目も先頭打者ホームラン」を記録した。
*プロ1・2号が初回先頭打者HRを記録したのは1953年の栗木(毎日)、2008年赤松(広島)についで史上3人目の快挙。
藤原は「1打席1球目ホームランを打てる準備をしている。1打席目が大事なので高校の時から意識している」と語った。藤原3回にも得点に絡み、今季初のお立ち台に立った。日々あらたな記録を刻む。
*昇格組11人のうち5人が2軍に戻っていく中、持てる力を存分に発揮している。

2020年10月 17日(土 )
ロッテ対日本ハム 23回戦
雨天中止・順延  

*10月19日(月)18:00から実施予定だったが、19日も雨天中止になった。

【藤原の新人王資格どうなる】

藤原がコロナ禍緊急事態に1軍に昇格して活躍していることで、出場機会が増えて打席数も増えている。これが首脳陣の悩みになっているという。
ロッテは藤原を来年2021年度1軍に昇格して「新人王」を取らせたいと考えていたが、新人王がとれる資格である「前年度までの打席が60打席以下」という限度を 今シーズン超えてしまいそうなのだ。
(16日のゲーム終了時で合計53打席)
このまま活躍して出場し続けると来年度の新人王をとる資格がなくなる。
基本的には本人の意思だと思うが、球団の親心を思うと「新人王は一度限り」なので悩ましい問題だ。
*18日は4打席だったので、それを加えると合計57打席。

【沢村が海外FA権を取得】

17日沢村選手が出場選手登録期間が9年に達して、海外フリーエージェント(FA)権の取得条件を満たした。

2020年10月 18日(日 )
ロッテ対日本ハム 23回戦

2対 5  で日本ハムの勝ち
勝ち投手:有原  負け投手:美馬

【トピック】
日ハム有原に対して初回藤原が四球で出ると盗塁で2塁へ、中村奨吾がセンター前タイムリーヒットで先制。
美馬は4回まで2安打無失点といい立ち上がりだったが、5回にランナー2・3塁から宇佐美に2点タイムリーを打たれ、1アウト満塁から近藤に2点タイムリーを打たれた。
5回1/3を7安打5失点と、5回の集中打での失点が痛かった。
甘くなったボールもあったが中村のエラーがもったいない。
6回は交代したチェンが満塁押し出しで追加点をあたえた。

有原は7回4安打、四球を4出すも1失点と粘投した。
2回以降ランナーは出すものの、カットボールとフォークのコンビネーションで三振や内野ゴロでうち取る場面が目立った。Mチャンスにダブルプレー2回は残念。
8回に玉井の暴投で1点返すマリーンズは投打に精彩を欠いた。
これで今季有原相手に4戦4敗。
*中村奨吾・佐藤マルチ。近藤・中田・渡邉諒マルチ。

結果-2020年10月 16-18日(日)
ロッテ対日本ハム 22-23回戦 (24回戦は雨天中止)

対日本ハム  1勝 1敗 でロッテ引き分けた

【トピック】
コロナ禍で1軍を離れていた選手が戻ってきた。
初戦は藤原のHRで先制、二木の好投もあり、マーティンの2ランなどで勝利した。
コロナ禍から復帰した選手のうち角中が先発に入ったがノーヒットに終わった。
ゲーム感が戻るまでは時間が必要だ。

2戦目は中止。
3戦目は有原の前に打線が繋がらず敗戦。
勝越したかったが月曜日に順延した試合も悪天候の前に出来なかった。

*ソフトバンクは楽天3連戦に3連勝して「8連勝」。5.5ゲーム差に開いてしまった。
直接対決は6試合残されているが、かなり難しくなってきた。
CS進出確定を見据えた戦い方も必要かもしれない。
M優勝にはソフトバンクの連勝が止まらないと話にならない。ソフトバンクにスキが出てくれば、直接対決での勝負に持ち込める。

ソフトバンクはオリックス・楽天を寄せ付けない「王者の戦い」を続けている。
マリーンズは若き挑戦者だ。残り18試合、「全員野球」で勝ち続けるしか道はない。

*最後までお読みいただきありがとうございました。