右上のSEARCHをクリックすると、記事検索が簡単にできます

石川-小島好投-角中技有H-M勝越-2020日本ハム対ロッテ19~21

ソフトバンクとの首位決戦を勝ち越したマリーンズは、札幌に飛んだ。
疲れを感じさせない見事な集中打と細かいプレーを随所に見せた。

2020年 9月 29日(火 )
日本ハム 対 ロッテ19回戦  札幌ドーム

3対 4 で  ロッテの勝ち
勝ち投手:石川   負け投手:上沢

【トピック】
安定度が抜群の上沢相手に初回Mの先制パンチが当たった
荻野フォアボールから1死2塁から角中のバッティングが技ありの2ベース、芯で当てたボールはレフトフェンス近くのライン内側に落ちた。先制点が入る。続く安田が左中間の当たりもすごかった。タイムリー3塁打で2点目。続く井上もヒットし3点目をとり、上沢の立ち上がり考える余裕を与えない怒涛の集中打だった。1回裏日本ハム反撃、ランナー3塁犠牲フライで1点の場面、ライトフライを打つ、1点を覚悟したがマーティンの送球が「捕手のミットにストライク」でアウト。少し送球がずれたら相手に流れを取られるところ、先制点の危機を回避したビックプレーだった。
一方石川は直球のコントロールが抜群で力強かった。「うなる」とはこういう球をいうのだろう。今年一番ではないかという伸びは日本ハムの主軸を圧倒した。8回にランナー一人置いて王柏融の「技あり」2号2ランを浴びるものの、替わった沢村が後続2人をきった。石川7回まで4安打無失点と素晴らしいピッチングだった。
上沢が2回以降立ち直って投手戦になった。9回表にマーティンが24号ソロを放ち突き放した。9回に1点差に追いすがるが益田がしっかりと締めて勝利した。
*M打線初回の集中打が素晴らしかった。ここ数試合相手投手の立ち上がりを捕まえている、相手投手の攻略に成功している。 初回の角中の技ありのヒット、投手はお手上げ、上沢の出鼻をくじいた。
マーティン24号ソロ。安田猛打賞、中村奨吾マルチ。王柏融1号2ラン、平沼猛打賞、近藤・大田マルチ。

M3
千葉ロッテの選手イメージです

*この勝利でマリーンズはゲーム差なしでソフトバンクに並んだ。順位は勝率の差で2位。

2020年 9月 30日(水 )
日本ハム 対 ロッテ20回戦

1 対 2 で  ロッテの勝ち
勝ち投手:小島   負け投手:バーヘイゲン

【トピック】
好調ロッテ打線は初回日ハム先発バーヘイゲンの立ち上がりを攻めた。1アウトから福田秀平ヒットから2盗を決める。マーティンがセンターへのタイムリーで先制した。7回は菅野がレフトへ2塁打、中村奨吾送り3塁に進めると、藤岡がスクイズを決めて2点目を入れた。井口監督の采配がピッタリとはまった。

小島は立ち上がりから完璧、ストレートが良かった。チェンジアップを効果的に使い連打を許さなかった。小島7回2安打無失点で3塁を踏ませず完璧な内容だった。7回は唐川が抑える。8回沢村も西川ヒット中田フォアボールの1・2塁から渡邉のタイムリーで1点返されるも、大田を打ち取りピンチ脱出。9回は益田が完璧な抑えで勝利した。見事な4投手のリレーで4安打・最少失点に抑えて接戦をものにした。
*小島が毎回課題に取り組み成長しているのが素晴らしい。
安田マルチ。

【パリーグニュース】
楽天の涌井投手、30日ソフトバンク戦に勝利し10勝目(パリーグ投手で二桁一番乗り)。これで同一リーグ3球団(西武・ロッテ・楽天)での二けた勝利を挙げた。自身二桁勝利は8回目で通算143勝目。

2020年 10月 1日(木 )
日本ハム 対 ロッテ21回戦

2対 1で  日本ハムの勝ち
勝ち投手:杉浦   負け投手:岩下

【トピック】
先発の岩下6回6安打2失点と好投した。ランナーおいても粘って後続を抑えた。4回清宮のHRがもったいなかったが、ゲームは作った。
打線は4回中村奨吾のセンター前タイムリーで1点、8回は角中タイムリーで2点目を取るも、1・3・7・9回と得点圏までランナー進めるも一本が出なかった。日ハムは投手6人の継投でMの攻撃を絶った。
清宮6号ソロ、宇佐美3号ソロ。大田猛打賞、平沼・宇佐美マルチ。井上マルチ。

結果-2020年 9月 29日~10月1日
日本ハム 対 ロッテ16~18回戦

対日本ハム  2勝 1敗 ロッテの勝越し

まとめ

初戦・2戦目と早い回でリードしての勝利は、今年のロッテの勝ちパターンでありそれを実際にやってのけたキーは、初戦の上沢からフォアボール選んだ後の「角中のレフトへのヒット」。「相手の力を利用しての技あり打」で素晴らしかった。あのヒットがなければ上沢の術中にハマっていたかもしれない。3戦とも接戦だったので初戦に負けていれば「カードの流れ」を日ハムに持って行かれる展開になっていたかもしれない。価値あるヒットだった。
2戦目は、7回中村奨吾の盗塁と藤岡のスクイズが決勝点になった。井口采配がさえての接戦をものにしての勝利。
3戦目は岩下がHRで点をとられたがしっかりとゲームは作った。日ハムの目まぐるしい継投にやられた(栗山采配)。9回は2死満塁まで宮西を攻め勝越しまで今一つで惜しかった。

マリーンズは石川・小島・益田など登板する投手が責任を果たしていた。また打線は日ハムのピッチャーを戦略的に攻めて少ないヒットで点を取る。投手が持ち味を出しての接戦で、見どころがあるカードだった。
*ソフトバンクが楽天に勝ったのでMも勝ちたかった。これでまた首位に1ゲーム差に戻った。