【本のレビュー】広告コピーから学ぶ「伝わる短文のつくり方」感想-好奇心の軸とは?

彼の言葉のどこが凄いか?

大谷選手はスーパースターで周りから一番注目されていた選手。
その彼がここぞの場面で、チームのことを観察して「チームを鼓舞する一言」が言える。

彼が普通の人でないことは万人が認めるところです。
それでも冷静に語れたのはなぜなのでしょうか?

私の推測ですが、
彼は普段から自分の中に「好奇心の軸」を持っていた。
なので一番ベストな言葉が自然に選べたのではないでしょうか。

以前から考えていたからなのか・その場で出たのかわかりませんが、伝える行動に至った。
大谷さんは自分の好きな野球について徹底的に勉強し実践してきている。
その目標に到達するための方法をロジックで考えてきた。

自分に事だけでない「複眼」を持っていた。
“チームのビジョン”と“自分のビジョン”のダブルのビジョンを考えることが出来る。
常に彼は積極的に自分なりの仕事観と人生観をバージョンアップし作り変えている。

彼の能力はずば抜けた選手ですが、自分の好奇心の軸を高め続けていた。
野球に対して確かな軸」を持っていた
だからみんなの心に伝わる言葉が出てきたのではないのでしょうか。

*この本の中でも新しい思考法として、私のビジョンと企業のビジョンを重ねることの大切さを語っています。
人の心を動かして結果につなげた彼の一言は、コピーではありませんが「好奇心の軸」をあらわすいい例だと思いましたので取り上げさせていただきました。

【目標達成シート】はコピーライティングにつかえる。

また彼の有名な「目標達成シート」は、コピーライティングにおける頭の整理に使えると思いました。

企業の歴史や成長の過程をヒアリングしてマスに書くことで、企業自身を知ることになる。
今まで大切にしてきたことやブランディングを作る際の材料をかき込む。
今会社に何が求められているのか、どうしたいのかをまとめるのに役立つ。

目標シートの考え方はコピーに求めている事やコピーライティングの効果を最大化する事にもつながる。
「色々な視点を見える化する」のにいいのではないかと思いました。

まとめ

広告コピーから学ぶ「伝わる短文のつくり方」は勉強になる本でした。
成功したコピーライティングの解説・制作に至る話はおもしろかった。

広告は言葉の概念から始まって最終的に人の心を動かすことが大事。
一朝一夕に出来るわけではないことも認識できました。

短いがゆえに頭を整理しないと書けない、要点を書かないと伝わらない。
コピー・短文を書くことは難しいなとあらためて思いました。

普段から物事を考えて表現することが大切で、いいものを書くためには、好奇心を持って自分の視点を持つこと。アウトプットできる能力を高めておくことが必要なのだと思いました。

論理的に考える事はコピーライティングに役立つ

まったくなにもないところから言葉を紡ぐ作業。
創造する力は論理的な考え方(ロジック)が土台に必要なのでしょう。

論理的に考えてみることは仕事に限らず、生活のいろんな場面で必要なことだと思います。
言葉の意味を考えて丁寧に扱う事にもなります。
コピーライティングの技術は身につければ、書くこと以外にも話し方やコミュニケーション力アップに役立つと思いました。

*興味のある方は、目次を読んで検討してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。