鈴木大地選手-千葉ロッテから楽天へ移籍-残念だけど活躍に期待

知ったのはWEBのニュース配信で、移籍は驚いたと言えば何か嘘っぽくなってしまうので言い方が難しいのですが、鈴木大地さんの未来を想えばよかったという方が勝りますかね。

YouTubeのマリーンズ談義

【YouTubeで里崎さんのbeyfmきゃんひとみさんとのマリーンズ談義も聞きました】
初めにその内容が非常に興味深かったのでここに抜粋してご紹介します。

ひとみさん「今回の鈴木大地さんのFA宣言しての移籍が決まった件についてどうおもいますか。シーズン中からそれらしきこと言ってましたよね」

里崎さん「そうだったかな、こんな使われ方したらFAしちゃうよと言ったかもしれない。」笑いながら。(シーズン中は冗談めかして言っていたのでしょう)

ひとみさん「監督は覚悟して使ったのでしょうか」

里崎さん「うーん、監督は要望を出して文句も言わず結果出す人は扱いやすいですからね、本人が納得してやっているかどうかは別ですが、僕みたいに、普段から文句言っててやめる人っていないでしょう?」

【感想】里崎さんの物言いって何かあっけらかんとしているが、暗くならないのがいいですよね、思わず笑ってしまった。(そう思っている人多いと思う。)

里崎さん「仮にバルガスとか井上が最初から成績だしてたら、シーズン終わりまで出てなかったかもしれない」

【感想】確かに他の人が活躍していたら、出場も変わったかもしれない。しかし大地さんはチャンスに強いので出てはいたと思う。

ひとみさん「楽天ではどこを守るのでしょうか?」

里崎さん「多種多様な使い方で回せますよね、今年は内野が薄かったし。ウィラーがDHや控えに回る可能性もある」

里崎さん「鈴木大地は複数年契約であれば、色々考えなくてすみし、野球に集中できます」

【感想】うーん、プラス思考でいいなと思いました。

複数年契約というのは選手にとっては魅力なんでしょうね。
しかも今回の契約は新聞によると「4年総額7億円」ですが、それもマリーンズが用意できたかといえば疑問ですし、マリーンズは若手中心にシフトを切っていますからね。
(鈴木大地さんはまだ30歳です)

彼はミスターマリーンズになるべき人ではないかと思っていましたが、どうやら上層部の考えとしては薄かったみたいですね。そうとしか言いようがない。誰が力のある人が引き留めに入れば、条件は楽天よりも若干の見劣りをしたにしても、結果大地さんの気持ちに揺れが出たのではないかと思います。
それが証拠に楽天は熱意をもって色々な気遣いを用意していたらしい、そんな報道もあります。

YouTubeでの球団サイトでの大地さんの配信というのも、よく見ると球団もある程度納得しているからともいえます。お互いに冷静に今回の契約を交渉していて、ある意味冷めた中で契約しないことを決めた。

だから先日のファンとの感謝デー11月17日「スーパーマリンフェスタ2019」で、「WE are~」もやれたし、YouTubeでの鈴木さんのコメントをみれば、雰囲気が伝わりました。

ファンの気持ちに逆らうわけではなく、球団とはもう距離が出来てしまっていた。
熱いうちは打てば少しは形が変わるかもしれないが、もう冷めて堅くなってしまったものを再度柔らかくするのは難しいのかなと思いました。
最後のYouTubeでの鈴木さんのファンに対してのコメントに、その気持ちの微妙さが表れていると思いました。

里崎さんもFMでいってましたが、鈴木大地さんには頑張ってほしいと思いました。

そしていい意味で「マリーンズを離れて良かった、でも自分を育ててくれたファンには今でも感謝しています」といいきれる。
その見返してやるというパワーが大切だと思いますし、それがプロの世界なのかなとも思います。

まとめ

【と、プロだから仕方ないで終わりにしたかったのですが、少し気持ちを足しておきます】

鈴木選手、東洋大学を出てドラフト3位でマリーンズに入団し、在籍8年で999安打を打ち通算打率274。出場試合は1061試合で出場試合も2年目から7年連続で140試合以上と、丈夫でクレバーな選手であることは、誰が見ても納得する選手でした。

とくに自分が好きだったのは、打席に入る時の集中している雰囲気と、先輩福浦和也さんを彷彿とさせるその思い切りのいいスイングです。とくにライト前やライト線際に飛ぶヒットにはしびれました。

プロ野球選手の選手寿命は短いですし、活躍しなければとってかわられるのも以前に比べて多くなっています。(そういう点ではMLBに似てきたのかなと思います)
鈴木大地選手、お疲れさまでした。
大地さんのリーダーシップを継承するのは誰なのでしょうか。
それも楽しみになってきました。
(しかし視点変えていかないと、ちょっと辛い別れではあります)