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文章力の基本-簡単だけれど誰も教えてくれない77のテクニック-感想前半


文章力の基本(簡単だけれど誰も教えてくれない77のテクニック)
阿部紘久著 日本実業出版社 を読んだ感想です。

【注意】2019年8月に第1章と2章の感想を記事にしていますが、本全体の感想を書いています。今回はその前半になります。




この本は、文中に四角い枠で「原文」と「改善した文」を両方示していますので、「改善」を隠して回答してみる形で読み進めました。
そして自分の弱いところに気がつきました。普段気づくことが少なかったので、その点で損をしていたのかなと思いました。




自分が特にタメになった項目を抜粋して紹介します。
この本を読んでみて印象に残ったのは「すべての文章に共通する土台の部分」の大切さです。何気なく書いていると陥りやすいミスの発見がありました。小説を書く上でも役に立つテクニックも満載でした。今現在はできていませんが身に着けたいですね。本としては興味深く読めました。
【注意】第1章~第4章までで自分が大切と思われた事柄を抜き出して、それについての「テクニック」・「注意点」・「やってみること」などを加えました。




第1章「短く書く




・短かく言い切る勇気を持つ。「~と思っているのかもしれない」など遠回し表現が多いので、「~だと思う」などと自信をもって言い切りたい。そのためには裏付けのためによく調べるという事前の作業が必要。
【テクニック】逃げ腰の言い方は明快なコミュニケーションを妨げる。損である。




・文章には幹の部分と枝葉の部分がある。幹ばかりがたくさんある文章はとても読みにくい。大切な幹の部分を摘出して、言い切ることで文章がより分かりやすくなる。
【テクニック】文を分けるときに、間をつなげる「よって」「そこで」などを入れたがるが、それは多くの場合不要。話の内容がつながっていれば、読み手は頭の中で自然につなげて読んでくれる。読み手の力を信じる。




第2章「自然な正しい表現で書く」




・宙に浮いた言葉は書かない。「必要な述語が脱落している文章」という事が出来ます。
例文としては、「上司の助言はもちろん~」などと後ろの文章につなぐのに何となく「もちろん」を挟んで読者も分かっていることのように書くが、「上司に助言を求めた」のであれば、しっかりと「求めた」を入れることが必要。それで後ろの文章につながる。自分勝手に述語を省略しない。
【注意点】省略はついやりがちな事です。後で文章を推敲するときに役立てたい。




・「てにをは」を正確に使い分ける。
【注意点】感覚で身につけて使用していることが多いので注意して使っていかないといけません。ルールとして示す事は難しいので気を付けるということ。




・「で・の」の混入を避ける。
つい入れてしまう混入です。「アメリカなどでのバイオエタノール~」という文の「アメリカなどでの」の「の」は不要です。これも推敲の時の注意事項。




第3章「言いたいことを明確にする」




・概念(コンセプト)を整理する
文章はいきなり言葉が並ぶのではなく、最初に概念が整理され組み立てられて、その概念が一つ一つ言葉に置き換えられていくものです。
2つの概念が一緒に語られるときは、2つのうちどちらかに整理することができないか考えてみる。
【テクニック】「お金は必要不可欠だ」「お金さえあればなんでも手に入る」という概念が混在しているときに、どちらかにまとめてみるという事。




*概念(がいねん)とは
(1)個々の事物から共通する性質を抜き出し、それらを総合して構成する普遍的な表象。
(2)物事についての概括的な意味内容。




・「一つの段落は長くても250文字以下にしよう」
もちろん短い段落もありますので、平均すると150~200文字程度になります。1つの段落で内容は1行で要約できることに絞るべき。
各段落の内容を短く要約して並べたものを「骨子」といい、骨子を頭から順に箇条書きしてみます。それを並べかえて整理し、そこでできあがった設計図をもとに文章を組み替えることが現実的な方法です。
1000文字の文章を作成するときに段落(200文字として)は5つ程度がベストです。




・いいたいことが不明瞭であること、未整理であることではいい文章は書けない。いいたいことをシンプルな文にまとめることが大切です。
【やってみる】50文字でお店のPR文とか料理の紹介文などで腕をみがくこと。




・「文章能力を鍛えることによって、コミュニケーション能力を高めよう」
ごまかし・無駄・矛盾・論旨が一貫していない・意味があいまい・構成がしっかりしていない。これらは文章を構築する上での敵です。逆にしっかりと構築された文章の説得力はとても大きいものがあります。




第4章「わかりやすく書く」




・主役は早く登場させる。
例:さあ今日の主役である「Aくん」をご紹介します。生まれは**で**大学を卒業されまして、**会社の**をへて、放送作家を目指し劇団へ、仲間と**を旗揚げしていまは代表を務めています、今回の主役の***君です。
イライラしますね、まどろっこしいです。
結局芝居を見に来ているのに主役の紹介などいらない。文章も同じです。
【注意点】やりがちです。読み返すことで直したい点です。




・「読点は意味の切れ目に打つ」
読点は息継ぎ記号ではありません。一つの文の中で意味の固まり(言い換えると、意味の切れ目)を視覚的に示すものです。
【テクニック】意味の固まりを注意して書くことの大切さを再確認しました。何気なく使わないようにしたい。




・ぼやかして書かない。
何かを伝えることを目的とした文章を書くときには、ストレートにはっきりと表現しましょう。
【注意点】この癖はあります。やめないといけない癖です。自分の辞書をふやさないといけません。
自分の癖をしり、その言葉(キーワード)が出てきたら推敲する。「~の中で」「感覚」「つくったり」「など」「続けている中で」など、あいまいな表現はしない。




・明確な「つなぎ語」を使う。
前の段落(この段落部分は省略してます)で出てきた「~誇る中」は曖昧表現の代表です。「原因~曖昧接続~結果」は不明瞭(曖昧・ぼんやり)ですが、「原因~明確なつなぎ語~結果」にすることで、明快(納得・理解)を得ることが出来ます。つまり「~誇る一方で」とするとわかりやすくなる。




・話はひとつづつまとめる。
新聞に投稿する時に役立つテクニックです。たとえば要望や提言をまとめる際には、項目の立て方をシンプルにすべきです。
「現状」と「改善案」の2つに整理する事が効果的です。
目的、現状、課題、原因、背景、提案、概要、本文、所感などさまざまに分けてカッコをつけるのは、概念の整理が出来ていないと言うことです。




*第1章から第4章まで読み、役立った部分を取り上げ自分なりの感想を書きました。次回後半は第5章から第7章までご紹介します。