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「だれでも書けるコメディシナリオ教室」丸山智子著-本感想


ブログを書いていますが、相手に伝えるというのは難しいです。時間がある時に文章を書くことについての本を読んでいます。同じ思いで勉強されている方の参考になればと思います。
今回はコメディシナリオを書くためのヒントが詰まっている本です。感想をシンプルにまとめてみました。



「だれでも書けるコメディシナリオ教室」芸術新聞社、丸山智子著 を読んでのメモと感想です。


この本は構成がしっかりしていて、最後まで楽しく読めました。実際に「だれでも書けるかもしれない」と思わせるだけの具体的な説明がなされています。




主に舞台(コメディ)の脚本の書き方を書いていますので、漫才などのシュンパツ的な笑いというよりは、文章にも出てきますが吉本新喜劇などのストーリーの中で笑いを作る方法が書いてあると思った方が正確かもしれません。







第1講「コメディとは?」




コメディを作るポイントから笑いは独りよがりでなく演者も巻き込んで作るなどのヒントなど、コメディ作成の基本を書いています。




第2講「物語の種を膨らませる」




脚本作りの流れをコンパクトに書いています。ここはコメディにかかわらず脚本作りの基本ともいえるところで、アイディア出しから構成立てまでです。特に書く練習をするにあたって、具体的なアクションプランが語られているのには驚きました。 ストーリーの基本骨格をしっかり勉強することで、力がつくのではないかと思います。




第3講「何より大事な人物造形」




第2講でストーリーの基本骨格をしっかり勉強した後は、第3講でキャラクター設定の大切さが語られています。有る意味第2講で面白い話ができたとしても、それだけでは足りないと言っているようです。「おもしろいキャラクターがいること」で、その面白い話に生命が吹き込まれ、よりおもしろくなる。場合によっては話が変わっていってもいい、位の大事な肝ということだと思いました。また「キャラクターにリアリティ」を出しておもしろさを演出するために、履歴書などいろいろ書くことが必要だといっています。




第4講「脚本の細部に込める笑い」




いろいろな笑いのテクニック(方法)が語られています。この章で笑いの種類を知ることで作る際の引き出しを作ってほしいということなのでしょう。経験なしにこのテクニックを縦横無人に使うことができたらすごいだろうなと思います。

この章はこの本の特徴的な部分で、だれでも書けるという参考書的なものからより一歩突っ込んで、おもしろいなという読み物になっている点ではないかと思います。




第5講「コメディを一本書き上げる」




脚本を作る核心部分に入っていきます。おとぎばなし「桃太郎」を分析しているのですが、これを砕いてひな形として利用できるまでは、かなり練習しないといけないのかなというのが、感想です。いきなり掘っていったら岩盤にぶちあたったという感じでしょうか。この章に至るまでに第4講までの理解度や講習度が試されるところです。「だれでも書ける~」が実際に誰でもになるには、この壁を乗り越えなければいけません。




第6講「これからプロを目指す人へ」




第6講で本音が少し出てきます。当たり前ですがプロを目指すのであれば、壁はあっても自分で乗り越えないといけません。笑いは泣かせるよりも難しいといわれています。人によって笑いのツボも違いますし、飽きられるのも早いですし、ネタの寿命自体も芸人さんの浮き沈みも大きいように思います。




感想




TVのバラエティ番組でもコメディ番組はいろいろな色の芸人さんを組み合わせたりして、人気者を上手に使い、最大限にたのしさを追求した番組を作っています。視聴者の好みが多様化しているためです。




仕事として万人に受けるコメディを書くことは簡単ではありません。しかしブログを書く人間としては、一部の人にでもおもしろいものが書ければ、書く意味があるのではないでしょうか。笑いは無理にしても「自分の感じた楽しさを伝える」ことが出来るのであればいいと思います。




DVD(はんにゃ、ピース出演)が付いているのも実践的ということで、この本の良いところです。脚本の流れを勉強するのにはいいです。 コメディを書くための技術を教える本は、そんなに多くはありません 。コメディの脚本を作ってみたいという人にとっては、役に立つのではないでしょうか。




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