ヒゲタ醤油工場見学-映画・VR体験・史料館と楽しく醤油を学ぶ

工場内見学施設でVR体験

中には左側に年表があります。創業は1616年(元和2年)ですが、現在のヒゲタは1914年(大正3年)4社が一緒になり合資会社としてできたんですね。

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パネルの先には樽が重ねられていて、その前は撮影スポットらしく記念撮影をしていました。少し先へ進むと左側にVRの眼鏡が見えました。この場所でVR眼鏡を着けてくださいとの説明がありましたので、さっそく装着します。

なるほど工場内が映し出されています。説明員の方の説明と並行して中の工場設備の部屋が変わります。説明された内容もその画面の中に映し出されていますので、順番に目で追いかけていきます。首を回してみると360度の風景がみれます。設備の部屋にいるようです。工場内の設備がじかに感じられます。
なるほどVR体験とはこういうことなんですね。

としているうちにVR画像は、醤油を詰める工程になっていました。「皆さんは今醤油瓶の中にいます。醤油が入ってきますので上を向いてください」。どういうこと?と思っているうちに上から醤油が入ってきました。目の前が醤油色になりました。子供などいれば「ワー!」という歓声が聞こえてきそうです。ヒゲタも工夫を凝らしているんですね。

*ヤマサ醤油工場見学でも、「諸味の樽の中にいるような雰囲気が味わえる映像体験」もしているようですので、両方行ってみて比べるのも楽しそうです。

フレスコ画

さて折り返して左側を見ると、ビックリ。大きな壁画が飾ってあります。

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なんでも2016年のヒゲタ醤油創業380年の記念で、イタリアのフレスコ画を作成したそうです。幅11メートルX高さ2.8メートルというスケールの大きい絵です。1000~2000年耐久性を持つそうで、制作工程は壁造りから顔料まですべてイタリアから取り寄せて作成されたとのこと、イタリアでも本物のフレスコ画は数点しかないという伝統技法です。呼吸をしながらその作品の味わいがでてくるそうで、素晴らしいと思いました。

さて戻る間に昔醤油を絞っていた道具だとか色々飾ってありますので。それを拝見して出口へ向かいます。

史料館

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最後に史料展示スペースで昔の醤油製造道具や広告、江戸・明治・大正・昭和を生きてきた醤油メーカーならではの歴史を一度に追いかけて知ることができます。時代をおってじっくり見ると勉強になります。何枚か写真も撮りました。

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史料館をでると左側に醤油などの販売スペースがありました。さっそく気になっていた本膳生(内税¥280)を買いました。ふっと思えばペッパー君のお勧めでもありました。ペッパー君もいい仕事してますね。

見学記念という事で本膳(小瓶)もいただきましたので、これでしばらく醤油買わないで済みそうです(笑)。もちろん無くなったらヒゲタ醤油を買いたいと思いました。

*ヒゲタ醤油は、その味と色の良さから東京の有名割烹料理店など様々なお店で使われているそうです。

【注意】記事は2020年1月現在の情報です。
また自分は平日に行きましたが、土・日・祝日・お盆休みについては、映画と史料館の案内のみになるようです。平日と休日で見学メニューが違いますのでご注意ください。詳しくは問い合わせしてくださいね。