対西武戦は3勝2敗とここまで互角の戦い。
がライオンズは山川の調子が戻り一発の怖さも出てきた。
マリーンズ打線も外国人頼りから脱却するターニングポイントになるか。
髙部が好調、山口航輝・福田秀平らも活躍。安田・藤岡らが戻ってきて、そろそろ打線の形をつくりたいと思うだが‥。
*初戦のスタメンにはレフト4番で山口航輝、ファースト6番で佐藤都。サードは7番安田が入った。
2022年5月3日(火)
西武対ロッテ 6回戦 ベルーナドーム
4 対 2で西武の勝ち
勝ち:佐藤 S 増田 負け: 小島
先発小島は前登板も粘りの投球。
打線の援護で初勝利をつけたいところ。
小島立ち上がりから乱調。
初回ヒットで出塁されると、デットボール四球で2アウト満塁のピンチを背負う。
なんとかゼロに逃れもののストレートのきれが今一つだった。
マリーンズ打線もL先発佐藤を積極的に攻めた。
しかし初回1アウト1・2塁も山口・安田が凡退。
3回佐藤が2アウト3塁からタイムリーヒットで先制。
小島3回ランナー1アウト1塁のピンチで山川に2ランを打たれ逆転された。
早く追い込んだがフルカウントからインコース甘めのボールをレフトスタンドに運ばれた。
続いてヒット、松川パスボールで2アウト2塁からタイムリーで3点目を取られる。
4回はエチェバリアがタイムリーで1点差になる。
小島3回の3失点だけだった。他の回は粘って抑えただけに山川への一球が残念だった。
同点に追いつきたいマリーンズ打線だったが、
上位は出るがクリーンナップが決められない。
今一つかみあわなっていなかった。
初回・3回・4回と攻めあぐねた。
8回は田中靖が暴投で1失点とミスもあった。
期待の若手安田が空振った。4番山口・5番安田がブレーキになった。
西武のリリーフ陣を打つことが出来ず敗戦した。
【試合を決めた3つのポイント】
①小島6回7安打3失点。
デットボール2個など制球に苦しんだ。
3回山川への失投が悔やまれる。
我慢の投球を続けたが打線の援護もなかった。
②打線がL佐藤から得点するも、チャンスにあと一本が出なかった。
上位でチャンス作るも、4番山口と昇格の5番安田にヒットなし。
中村奨吾も5回Hで出塁するがライトフライ戻れずWプレーなどちぐはぐだった。
③Lリリーフ本田・平良・増田の継投にかわされた。
2022年5月4日(水)
西武対ロッテ 7回戦 ベルーナドーム
5 対 7 でロッテの勝ち
勝ち: 河村 S益田 負け:松本
河村が今季初登板、昨年終盤の経験が1軍の場でいきるか、注目のマウンド。
2番センターで和田・6番ライトで菅野がスタメン。打線は安田・山口に注目。
河村は初登板だが無難に立ち上がる。
ストレート・スライダー中心に打ち取っていく。
フォークが決まらずに苦しんだ。
M打線は初回からL松本を積極的に攻めた。
松本がストライク先行でカットフォークを投げて抑えにかかるところ。
初回髙部がフォアボール選ぶ。
和田がライトにヒットでノーアウト1・3塁のチャンスつくると、和田が2盗成功。
1アウト後に佐藤都が2点タイムリーで先制。
山口航輝もヒットでつなぐと菅野もタイムリー。
レアードもレフトにタイムリー、安田もタイムリーで5連打の5得点。
3回にも安田・エチェバリアがタイムリーで2点追加。
河村は4回まで好投も、5回にヒット四球だして2アウト1・2塁とされる。
つづくオグレディ・外崎・山川にタイムリーをうたれて4点失う。
マリーンズは6回から継投へ。
小野・東條・西野・益田のMリリーフ陣が踏ん張った。
特に6回の小野は三者三振に切って取る素晴らしい投球。
ストレートスライダーが良かった。
4人のリレーでリードを守り切った。
*河村が5回に集中打をあびて4失点もゲームを作り勝利した。
安田・菅野もタイムリーでマルチと存在感を出した。
初回佐藤都の先制点が大量点へのきっかけになった。
【試合を決めた3つのポイント】
①河村今季初登板。
5回6安打3四球4失点と苦しい投球も踏ん張った。
②佐藤都が初回先制の2点タイムリー。勝負強さは健在。
和田・菅野・安田が活躍。
積極的にしかけて、L松本を攻略した。
③小野・東條・西野・益田のMリリーフ陣が踏ん張った。
特に6回の小野の投球が良かった。
2022年5月5日(木)
西武対ロッテ 8回戦 ベルーナドーム
7 対 0 で西武の勝ち
勝ち: 與座 負け:美馬
レアードをスタメンから外した。指名打者には山口航輝。
美馬は2回のピンチも三者三振にきり取るなど無難に立ち上がるも。
3回は金子に2塁打を打たれると源田に先制タイムリー。ボールが高かった。
美馬は6回は2アウト取るも、外崎に2ベース打たれると山川敬遠、
1・2塁から中村剛也に失投を3ランホームランされた。
M打線は與座のコントロールのいい投球に凡打を繰り返した。
與座の左右コーナー・球の高低に対応できなかった。
Mは6回エチェバリアが内野安打、髙部がセンター前ヒットで和田が送りバント成功。
1アウト1・2塁のチャンスをつくるも、中村奨吾・佐藤都が得点に結びつけれらなかった。
8回には東妻からヒット暴投犠飛で1点追加される。
つづいて山川に真ん中高めの失投をレフトにソロHRされた。
さらに藤原のエラーもあり失点、試合を決められてしまった。
*西武は投打がしっかりとかみ合った。
山川・中村剛也がチャンスに決められるのは強み。
M打線はL與座のリズムをくずしたかった。
【試合を決めた3つのポイント】
①M打線はL與座の好投の前に打たされた。
6回4安打無失点と打てなかった。
L継投に完封負けと精彩を欠いた。
②美馬6回5安打4失点と要所での制球が今一つ。
中村剛也に一発浴びたのが痛かった。
③スタメンからレアードを外すが、引っ張る選手が出てこない。
貧打で作戦も立てられなかった。
マリーンズで良かった選手(MVPs) :カード成績を勝手に評価
選手名 | 初戦 | 2戦目 | 3戦目 | MVPs |
---|---|---|---|---|
(投手陣) | 〇△▲ | 〇△▲ | 〇△▲ | ◎〇△ |
小島 | 6回7安打3失点。 | |||
河村 | 5回6安打3四球4失点と苦しい投球も初勝利。 | |||
美馬学 | 6回5安打4失点と今一つ。 | |||
小野 | 7回1イニング無失点。 | 6回三者三振。 | 〇 | |
田中靖 | 8回1イニング暴投で1失点。 | |||
東條 | 7回1イニング無失点。 | |||
西野 | 8回1イニング無失点。 | |||
小沼 | 7回1イニング無失点。 | |||
東妻 | 8回1イニング3失点。ボールが甘かった。 | |||
益田 | 9回1イニング1失点に抑えた。 | |||
選手名 | 初戦 | 2戦目 | 3戦目 | MVPs |
(野手) | 〇△▲ | 〇△▲ | 〇△▲ | ◎〇△ |
髙部 | マルチ。3回2盗失敗。 | 〇 | ||
和田康士郎 | 初回ヒットで2盗成功。 | |||
中村奨吾 | 四球選んでつなぐ。 5回ヒットで1塁に出塁もライトフライ戻れずWプレー。 | |||
佐藤都 | 3回先制タイムリー。マルチ。 初回盗塁決めた。 | 初回先制の2点タイムリーは流石。 | 〇 | |
山口航輝 | 4-0 | |||
菅野 | 初回タイムリー。マルチ。 | △ | ||
安田 | 4-0 | 初回3回タイムリーでアピール。 | ||
レアード | ||||
福田秀平 | 代打 | |||
松川 | ||||
エチェバリア | マルチ。4回タイムリーヒット。 | マルチ。 | 〇 | |
小川 | 9回四球選んで2盗成功。 | |||
和田康士郎 | 6回送りバント成功。 | |||
藤原 | 代打。 8回センターへのヒットを悪送球。 | |||
選手名 | 初戦 | 2戦目 | 3戦目 | MVPs |
3連戦まとめ
2022年5月3日~5月5日
西武対ロッテ 6-8回戦
対西武 1 勝 2 敗 ロッテこのカード負越した。
【トピック】
初戦は小島が乱調。山川に2ランがもったいなかった。
高さがベルトとはいえインコースをうまく打たれた。
続いて2アウト後L山田にもインコースを打たれ追加点とられた。
決めにいったストレートを狙われた可能性もあった。
*一昨年の小島の投球になってしまった。
同点に追いつきたいマリーンズ打線だったが、先頭打者出してもランナーをセカンドに進めることが出来ない。
上位は出るがクリーンナップが決められない。今一つかみあわなっていなかった。
3回4回と最低限の点しか得点できなかったのが惜しまれる。
安田はボールを追いかけるようなバッティングをしていた。
積極的な姿勢は見えたが‥。
*山口・安田がブレーキになったので奮起を期待したい。
2戦目は2軍で結果を出した河村が初登板。
久々の1軍にもかかわらず落ち着いた立ち上がり。
M打線は初回から髙部和田でチャンスつくると佐藤が2点タイムリー。
この後山口航輝・レアード・安田にもヒットが出た。
5連続タイムリーで合計5点を取った。
河村は5回連続ヒットで4点を取られたが、Mリリーフ陣が6回以降ゼロに抑え河村に今季初勝利をプレゼントした。
打線はスタメンの和田・菅野が結果を出した。
安田もタイムリーでマルチと奮起した。
リードを守り切って勝利したのは良かった。
積極的にランアンドヒットを使うなど相手投手を攻め続けた。
特に髙部・和田の1・2番コンビは相手投手にプレッシャーを与えた。
3戦目は美馬が丁寧に投げる。ライオンズ與座も良かった。
まずは打線が先制点を取ることで、美馬に・チームに勇気を与えたかったが、ヒットもままならない。
美馬が6回ランナー背負って中村剛也に失投をホームランされた。
打線は與座のペースをくずせない。
点が取れない状況では美馬も踏ん張り切れなかった。
リリーフ陣も山川に被弾し追加点を取られた。
西武らしさ全開、大差で勝負を決められてしまった。
現状のマリーンズはリードされると逆転する力が足らない。
【感想】
打線の中に目立って調子のいい選手が見当たらない、出てこない。
マーティンの2軍調整は続く。
ゲームチェンジャーであるレアードも3戦目はベンチスタート。
ますます一発が期待できない‥。
その中で佐藤都の勝負強さは健在。
ムラはあるが山口・和田・安田・福田秀平らの活躍もあった。
ほぼ和製打線で戦わなければいけないので、「この1点をとりにいく」気持ちをもってしぶとく戦いたい。
6日は佐々木朗希先発試合。千賀の先発も発表されているので接戦は必至。
まずは先制点がとれるかどうか。
前回の佐々木朗登板試合は、朗希の快投をみていながら、彼の頑張りに応えることができなかった。
前例のない記録達成を目の前にして、日ハム投手に対して沈黙。“1点も取れない敗戦”は記憶に新しい。
その悔しさを晴らしてほしい。
*相変わらずマリーンズ打線に形が無い。
助っ人頼みから脱却すべく取り組んできた「1点をとりにいく」作戦も、昨年のメンバーでのこと。
今年は助っ人など調整遅れが目立ち、新人を試すこともあり固定メンバーが組めないことに。
(起用は監督の好みもあるのだろうが‥)
シーズン序盤から日替わりスタメンで、ベテランは調子に乗れず責任のみがのしかかる。
若手野手も自分の形を確立しているわけではないので、実力本位と言われても焦るだけ。
結果誰もが不完全燃焼で、機能不全に陥っている?
打線の不調がM投手陣にマイナスの感情を与えないことを祈りたい。
前回の佐々木朗登板試合は、朗希の快投をみていながら、彼の頑張りに応えることができなかった。
前代未聞の記録を目の前にして、日ハム投手に対して沈黙“1点も取れない敗戦”は記憶に新しい。
その悔しさを晴らしてほしい。
*最後までお読みいただきありがとうございました。 (個人的な意見です)