二木好投-益田復調-レアード2戦3HR-M打線つながる-1勝1引分け-2021ソフトバンク対ロッテ7-8

マリーンズはオリックスに勝越してPayPayドーム入り。ソフトバンク相手に調子を占う。ソフトバンクは最近の2カードは、楽天に1勝1敗1分け、西武に1勝1敗1分けと「五分」です。故障者がでて戦力ダウンもあり、なかなか思うような戦いが出来ていない模様。

2021年5月11日(火)
ソフトバンク対ロッテ 7回戦 ペイペイドーム

1 対 4 でロッテの勝ち
勝ち:二木  負け:武田翔太

二木好投開幕戦の借りを返す好投-安田先制T-レアード2連発HRで快勝-ソフトバンク対ロッテ7

【試合感想】

二木立ち上がりから素晴らしい投球。ストレート・フォーク・スライダーが良くコーナーに決まった。
一方マリーンズ打線は立ち上がり武田の立ち上がりをとらえる。初回荻野がショート内野安打で出塁すると中村の時に2盗を決める。2アウトになるもランナー2塁で安田がタイムリーを打って先制。2回にはレアードが豪快に変化球をレフトへ4号ホームランで2点目、荻野もタイムリーを放ち3点目。
4回レアードがこの試合2本目・ライトへ5号ホームランで追加点あげた。
二木も味方攻撃陣に負けない投球を続けた。失点は6回、周東を四球でだし走られて1アウト2塁から牧原にライト線にタイムリーで取られた1点のみ。後続を抑え二木ソフト相手に6回2安打1失点と好投。7~9回はハーマン唐川益田がしっかり抑えてM快勝した。

この試合二木の好投が光った。ソフト開幕戦の悪夢に負けなかった。球威キレがあり要所インコースに投げ込むなど「二木らしさ」があった。

*江村・柿沼両捕手がソフト周東に3回盗塁許すというのはいただけない。ヒットが絡んでいたら失点につながる。接戦だったら相手をのせるきっかけになる。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

二木6回2安打1失点と好投。開幕戦の借りを返した。

安田先制タイムリー。

荻野初回ヒットから盗塁成功、先制点につなげた。2回にはタイムリーをヒット。荻野マルチ。

レアード見事なホームラン連発。序盤に大きな得点だった。
2回レフトへ4号ソロ、4回にはライトへ5号ソロ、2本を左右に打ち分けた

・江村2回に送りバント。得点につなげた。

2021年5月12日(水)
ソフトバンク対ロッテ 8回戦 ペイペイドーム

8 対 8 9回規定により引き分け
勝ち:ー 負け: ー

岩下ハーマン乱調-M逆転もH再逆転-9回エチェバリア・荻野Tで同点引分-ソフトバンク対ロッテ8 

【試合感想】

岩下から2回柳田・甲斐のヒットから上林が犠飛で先制。3回は2アウト2塁から柳田がライトスタンド上段に2ランホームランで3点先制、完璧にとらえた一打で3点差とリード広げた。岩下5回5安打3失点と甘いボールもあって本調子ではなかった。
方やホークス和田はコントロールよく好投、4回まで無安打無失点に抑える。
マリーンズ反撃は4回安田・角中が連続ヒットで無死ランナー1・2塁へ。レアードは和田の低めをよくホームランにした。このあとを2アウト2塁から荻野タイムリー、マーティンタイムリー、中村奨吾タイムリーで計6点を取って逆転した。
M打線ホークス和田にいきなり襲いかかった。和田が呆然としているのが印象的だった。今年のM打線流れにのると繋がり良くてホントに止まらない。

なんと7回登板ハーマン乱調。ストレートは少し高めで低めの変化球は決まらない。カウントを苦しくして相手打者に打たれた。先頭周東を出して2盗決められ牧原にヒット許して牧原も2盗塁決める。アッという間にヒットと2盗塁で苦しくなった。栗原犠飛で1点返され、柳田・中村連続タイムリーでたちまち同点に。2盗でかきまわされて焦った。2死1塁から甲斐がストレートを狙い打ち、2ランを放ち勝ち越しした。 ホークス打者一巡の猛攻を受けて5点入れられて逆転された。
*バッテリーは盗塁を防げない以上、周東出塁を減らすしかない。

しかし今のマリーンズはこれで終わらない。
8回は3者凡退で終わるが、9回はモイネロからレアードゴロの守備エラーから始まり、1アウト2・3塁の場面を作る。代打エチェバリアがレフト前タイムリーで1点差に追い付く。つづき1・3塁から荻野がセンターへ犠打。3塁ランナーの岡も気迫のホームスライディングで同点に追いついた。

*マリーンズの9回モイネロからの引き分け奪取に今年の「M打線のいやらしさ」をみた。8回簡単に3人で終わったかと思ったら9回相手のエラーをきっかけに攻撃をつながる。 ※集中が切れてなかった。
他のチームにとってM打線とは「気が抜けない打線」になってきた。

マリーンズで良かった選手(MVPs)

レアード、和田の低めを捉えて6号3ラン。追撃のHRでチームを鼓舞。

・藤岡、土壇場9回モイネロから送りバントきめた。

エチェバリア9回モイネロからタイムリー。

荻野9回モイネロから同点になるセンターフライ犠打

益田9回気迫の投球、ストレートが伸びスライダーも落ちてH反撃を断ちきった。

2連戦まとめ

2021年5月11日~5月12日
ソフトバンク対ロッテ7~8回戦
対ソフトバンク 1勝1引き分け ロッテ2連戦をひとつ勝ち越した。

【感想】

1戦目は二木の好投が大きい。6回2安打1失点と好投。開幕戦の借りを返した。打撃陣は安田のチャンスに先制タイムリーは素晴らしい。4番だからこそ状況を見ての打撃は必要で、点をとりきることが4番としての成長につながると思う。またレアードはホームランを打つことで彼のスシパフォーマンス含めゲームの雰囲気を変えることが出来る。最後はマリーンズ終盤の「勝利の方程式」がはまった。

レアードのスィングの強さ。マーティンの集中力。これは他のプレーヤーの手本になる。今年はマリーンズの各助っ人が日本野球に適応し戦っているのがとても頼もしい。エチェバリアは何をみせてくれるのだろうか。そしてこれからエチェバリアが実力を出し始めたら、3人はどういう相乗効果を出してくれるのかとてもワクワクする。
今年のマリーンズ野球、他のチームにない面白さがある。日々変化しているのでつねによくみていないと変化が分からない。
*これが結構むずかしいのです(-_-;)。

2戦目のシーソーゲーム、マリーンズ逆転するも、終盤ソフトに再逆転される。しかし9回マリーンズが同点に。M打線が勝負強さを身につけてきた。
またこの試合井口監督の采配の良さも表れていた。
その場面は9回1アウト2・3塁のチャンス、モイネロに代打でエチェバリア。
監督の狙いなのかモイネロとエチェバリアは同じキューバ出身。そのせいかエチェバリアの集中力が上がっているのが分かった。結果彼はレフト前タイムリーを打った。これがきっかけでエチェバリアが目覚めるかどうかが見どころ。
最後は今年ホークスに負けをつけられている益田が意地をみせた。
乱戦は9回同点で引き分けた。どちらにとっても悔しい試合だった。

荻野・マーティン・中村・レア―ドは好調維持し打線を牽引。安田・井上・藤岡・エチェバリア・柿沼・岡・和田など他の打者も自身の役割で答える、M打線の強さが垣間見えた。

しかし対ソフト守備面での課題も見えた。周東始め盗塁を数多く決められている。それがきっかけで点数を取られる悪いパターンがこの連戦にもでていた。

マリーンズはソフトバンクに負けてなかった。2連戦終えてマリーンズ2位キープ。楽天とは1ゲーム差。どのチームも勝ったり負けたりでパリーグから目が離せない。

*最後まで読んでいただきありがとうございました。