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Mとカモメ02

2021年セ・パ交流戦-千葉ロッテ観戦メモ-結果をオリックスと比較


千葉ロッテマリーンズの監督・コーチ・選手・スタッフ・関係者の皆様、普段と異なるコロナ感染対策しつつの環境の中「厳しい日程での移動・試合」お疲れさまでした。2021年にかけるセリーグの本気度も見えました。やはりプロ野球選手なのでそんなに大きな実力の違いはないことも分かりました。楽しく観ることが出来ました。
*「千葉ロッテのセパ交流戦」の感想を書いてみました。







【千葉ロッテ-2021セパ交流戦の成績】




千葉ロッテの2021セパ交流戦が終了した。
成績は8勝9敗1引き分け(471)。
*交流戦は16日に全日程が終了予定。西武・広島・日本ハムが試合を残している。




感想




最初は千葉ロッテの打線と投手力について、自分がたてた「仮説」を書きました。次に今年のセパ交流戦を制したオリックスとの比較をしてそれがあっているかを確かめました。




【仮説1 -打線はそんなに悪くない】




千葉ロッテ打線は「セリーグからかなり研究されていた」。特に前半のカード、マーティンがマークされていた。それでバッティングを崩されたのではないかと推測する。しかしレアードが調子を上げてきてカバーする形になった。レアードがホームランでMの劣勢を好転させた。




打線についてはいい投手に当たればそうそう打てないので評価は難しいが、得点力はある。しかし「助っ人のホームランなどによる得点」に助けられている傾向がある。もちろん和製レギュラー、荻野・中村奨吾が3割を打ち、角中・藤岡も活躍している。しかし伏兵が出てこない。チャンスに得点できないのは、レギュラーメンバーだけの責任ではない。控えの選手が活躍していないこともあると思う。特に交流戦は「投手交替」と「代打」は大切なベンチワーク。9回制なので代打が大切、なのでなおさら活躍が必要だった。 他チームの代打と比べて選手層の薄さをかんじることもあった。
代打の切り札的な人がいないことが象徴的。加藤翔平・岡など才能あふれる選手はいるのに思い切りの悪いバッティングが目立つ。2軍から上がってくる選手も同様で、移籍のベテランを使わざるを得ないのも当然か。先日契約解除されたベテラン選手I・Kがそれを埋めるピースだった。いなくなった人を嘆いても仕方ないが。(ヤクルト代打に内川・川端がいるのがうらやましかった)
今のM打線は点を取る力があるので、チャンスもらった選手は「結果恐れず振ってほしい」と思いました。




【仮説2 -問題は先発投手のつかれ?】




交流戦千葉ロッテはローテ投手陣が打たれて劣勢になるパターンが目立った。 セリーグはマリーンズ投手を研究していたか。 初回から「甘いカウント球」を狙っているような気がした。実際決め打ちのように思い切りのいいバッティングをされた。バッテリー間の連携もあるが、低めの変化球を使える時と使えないときとあって「一本調子で被弾」も目立った。正捕手「田村」の戦線離脱が先発陣の迷いを生んで体力や集中力を奪った。




田村龍弘は「数年間セパ交流戦を戦ってきている捕手」で唯一無二のセリーグ打者対戦の経験者。その田村を欠いていたのは2021セパ交流戦をかなり厳しくしてしまった。それでもM打線に得点力があるので何とか五分ちかくで終了できたというべきだろう。




先発投手陣は故障で欠けて数が足りないなか、本前・佐々木朗希が結果出したのは大変明るい話題。中盤では中村稔弥がロングリリーフもこなし、横山陸人も結果を出し続け存在感がみせる。終盤では佐々木千隼の活躍がマリーンズを救っている。ゲームを落ち着かせクローザーにつなげる。
中堅・若手が活躍して層があつくなると、マリーンズに上位進出が見えてくる。







【今年の交流戦を制したオリックスの例】




千葉ロッテとオリックスのデーターで比較してみた




『セパ交流戦の勝敗数』
千葉ロッテ:8勝9敗1引き分け(471)
オリックス:12勝5敗1引き分け(706)




『交流戦の得点数と失点数』
千葉ロッテ:得点85、失点83。 
オリックス:得点96、失点70。




『安打数と被安打数』
千葉ロッテ:安打数156、被安打数167。 
オリックス:安打数179、被安打数141。




『ホームラン数と被ホームラン数』
千葉ロッテ: 本塁打数 18、 被本塁打数 23 (内DeNAが6本)。
オリックス: 本塁打数 13、 被本塁打数 24(内DeNAが11本)。




ほぼ順位通りの成績がデーターでも裏付けされた。
ちょっと意外だったのは「オリックスのホームラン数」。吉田正尚やラオウを始め話題の選手が打ちまくっているのかと思ったが、マリーンズの方がHR数は5本多かった。
得点数と安打数はオリックスの方が上回っているので、オリックスはヒットをつないで得点につなげていたといえる。失点も被本塁打数も(DeNAを除くと)少なくて「オリックスの投手力が良かった」ことを示している。
もう一つ意外だったのは「千葉ロッテの安打数」。オリックスよりも23本も少ない。オリックスが10安打位以上打っている試合が10試合なのに、千葉ロッテは5試合と半分しかなかった。投手によってムラがある。作戦が無かったのか・工夫が足りなかったのか。
打線に爆発力があるというのは幻想なのかもしれない。




おもしろいなと思ったのは両チームともに「DeNAにHRを打たれて負け越している事」。(DeNA戦は両チームの投手陣は同じように打たれていた)
オリックスは1カード目に当たり1勝2敗で負越しHRを11本被弾。千葉ロッテは4カード目で1勝2敗で負越しHRを6本被弾している。
オリックスはこの負け越したあと先発投手の立て直しに成功、次のヤクルト戦以降上昇していく。一方千葉ロッテは4カード目のDeNA戦から先発投手が大きく崩れ始めた。オリックスの投手陣については中嶋監督の事前の準備が当たった。
千葉ロッテは前の記事でも書いていますが疲れで先発が崩れた?。
*中嶋監督の采配は次の文章で書いています。




オリックス投手陣の登板間隔の見直し




元々先発投手陣は評価が高かったオリックスだが、中嶋監督は交流戦に入るにあたり「先発投手陣の登板間隔を見直し」して、山岡と山本の両エースの登板間隔を8日から10日の間にするなど長くした。その調整がうまくいって結果が出たという。他の投手にも相乗効果を生んで、結果オリックス先発陣で12勝のうち9勝をした。




ちなみに千葉ロッテ先発投手陣での勝利は、チーム8勝のうち4勝。
勝利投手の名前を上げると佐々木千隼・佐々木朗希・美馬小島・大嶺・二木・唐川・小島の8名(小島が2勝)。*黒字が先発ローテ投手。
負け投手は、岩下・鈴木・二木・唐川・美馬・益田・岩下・大嶺・美馬の9敗。うち先発投手は7敗している。
この数字を見ると先発投手が勝てなかったことをあらわしている。(M首脳陣が打たれている先発投手を引っ張るなど起用法に疑問点もあった。)
*後半打線が奮起して逆転、M中盤から終盤の投手に勝ちが三個ついている。
先発が踏ん張り打線が先行、後半守り切る千葉ロッテの勝ちパターンはつくれなかった。




オリックスは抑えの平野も復帰して、次第にチーム内に「リードすれば逃げ切れる」という意識も出てきたという。




チーム状態を俯瞰して再編成することの大切さ




「主軸の登板間隔を長くするという見直し」この中嶋監督の決断で投手の気持ちも変わってくるんですね。ある意味「監督が全責任を負う」くらいの気持ちでなければ出来ないことでしょう。セパ交流戦だからチャレンジ出来るのかなとも思いました。
セパ交流戦は普段と違う移動もあるでしょうし、期間が短いとはいえ選手のコンディションを維持させるのも難しいはず。




オリックスが工夫してセパ交流戦をのりきったのが分かります。監督の選手起用も大切になってきます。チームを俯瞰して編成し直すことでカバーできることもある。




オリックスの勝ちパターンを聞いていて、このセパ交流戦ではできませんでしたが、千葉ロッテの勝ちパターンに似ているなと思いました。
*あくまで 個人的な意見です。最後まで読んでいただきありがとうございました。