井上-マーティン-中村-藤岡-投手陣助けた2020ロッテ対楽天7~12

2020年 7月 31日(金 )
ロッテ 対 楽天10回戦

5 対 4 で ロッテの勝ち
勝ち投手:石川   負け投手:則本
*マスメーター(益田セーブ数)が97から98に増えた。100まで残り2。

【トピック】
エース対決となったこの試合、石川の粘りのピッチングに打撃陣が答えた。石川7回8安打と打たれながら失点1に抑え今シーズン初勝利

M打線は調子のあがらない則本を6回裏に捕まえた。
特にランナー1・2塁の場面、安田のヒットでホームに戻ってきた岡がホームタッチアウトになり嫌な場面、「しっかりと犠牲フライを打った井上の打撃」が素晴らしかった。これが田村のタイムリー2点打につながった。
その後藤岡もタイムリーも見事。逆転してえたリードを「松永・ハーマン・益田」の継投で逃げ切った。
辰巳3号ソロ、内田4号2ラン。安田猛打賞、田村マルチ3打点。小深田・鈴木大地・茂木・辰巳マルチ。
*M打撃陣が石川に勝ちをつけようと奮起した。則本を6安打5得点と効果的に攻めて勝ったのは大きい。

【M珍プレー?】
この日猛打賞の安田、6回に3塁に出塁していた時には、3塁ベースから離塁時にレアードの打ったファールボールをお尻にあて悶絶するなど、その点でもよく当たっていた。

【珍しい三振】
M石川が、珍しい形で空振り三振を奪った。それは2回表2アウトの場面、楽天8番の太田に対し、3ボール2ストライクから投げた7球目。石川が内角へ抜けたストレート(141キロ)は明らかなボール球。
太田はこのボールを避けようとしたが、バットのグリップをかすって、そのまま田村のミットにおさまった。
*バットを振らずに起こった、この『ファウルチップでの空振り三振』はとても珍しいプレーだった。

【蛇足】もし仮に、ボールがグリップエンドに当たりフェアーグランドに入ったら、巨人の星で有名な改良型「大リーグボール1号」になる所だった??

2020年 8月 1日(土 )
ロッテ 対 楽天11回戦

0対8 で 楽天の勝ち
勝ち投手:塩見   負け投手:種市

【トピック】
種市が5回2/3で12安打8失点と打たれた。特に初回の内田5号満塁アーチが痛かった。一方M打線は塩見の前に7回3安打と抑えられてしまった。投打で楽天が圧倒した。
鈴木大地猛打賞、ロメロ猛打賞、内田5号グランドスラム。浅村・足立マルチ。

【パリーグニュース】
1日ソフトバンクは2日の対西武戦を中止すると発表した。理由は長谷川勇也選手がコロナ陽性の判定を受けたためとのこと。

2020年 8月 2日(日 )
ロッテ 対 楽天12回戦

7対 6 で ロッテの勝ち
勝ち投手:チェン・グァンユウ  負け投手:酒居
*マスメーター(益田セーブ数)が98から99に増えた。100まで残り1つ。

【トピック】
中村稔弥5回3安打3失点と安打数は少ないのだが、4回裏のワイルドピッチと捕手の送球ミスで、ロメロに2ランを浴びてしまった。ミスからの失点はもったいない。

Mも井上犠打・菅野ヒットで同点に追いつくが、7回裏にロメロに2打席連続11号HR(2ラン)を浴びて勝ち越された。

7回裏角中反撃開始の1号、8回はマーティンHR、満塁から角中が同点タイムリー、藤岡が勝ち越しの犠打を放った。素晴らしい集中打だった。
ロメロ10・11号、。ロメロ猛打賞。角中1号ソロ。8回裏マーティン8号、マーティン猛打賞、角中マルチ。

【注目ポイント】
途中出場ながら角中の気迫の打撃にしびれた。ナインを力づけた
角中は打率が低迷して悩んでいたフォームを単純にしたとのこと、お立ち台で「左手は添えるだけと」自身のバッティングで改善している点を口にした。

結果-2020年 7月 28日~8月2日
ロッテ 対 楽天7~12回戦

対楽天 3勝 3敗 ロッテこのカードを引き分けた。

まとめ

楽天打線は手ごわい。浅村と鈴木、ロメロ・内田に良い場面で打たれた。
M投手も早い回に点を取られ打線が繋がらないゲームが目立つ。
11回戦まで繋がらなかった打線が、最後12回戦に角中がここという場面で打ち、打線がつながった。
最後は薄氷の戦いを制して引き分けた。
*前回同カードで負け越しした時に、良く打たれた鈴木大地と浅村だが、今回も鈴木大地407、浅村368とよく打たれた。

マーティンは好調さを維持しているが、8~1番打者が出塁できない、代わりの選手も監督起用に答える活躍が出来ていない。楽天は中継ぎ陣が持ち味を出して、M打線をうまく抑えた。
一方楽天の中軸に対してM投手陣は慎重さが目立った。
また先発は早くに長打を打たれるなど若さが目立つ、実力を発揮するには経験が必要か。

今カードの両チームの安打数とHR数(HRでの得点)を比較してみた。

【ロッテ】
ヒット15+4+3+8+4+9=43本、ホームラン(得点)5(8)+1(1)+1(1)+0+0+2(4)=9本(14点)
【楽天】
ヒット16+7+6+11+16+7=63本、ホームラン(得点)2(5)+2(3)+2(2)+2(3)+1(4)+2(2)=11本(19点)
*これだけ打たれて、マリーンズがこのカード対戦成績で引き分けたのは驚異的。ペナントレースも5割に戻した。

打線は「荻野の不在が大きいこと」を再度知るカードになってしまった。切込みが弱い‥‥。なので先制パンチが出ない?。
しかしその中でマーティンのホームラン3本の活躍、井上獅子奮迅で奮闘・藤岡・中村のチームバッティングなど見どころもあった。チームを救うバッティングには泣けた。最後に角中が本来の仕事をしてくれたのは、ホント嬉しかった。
頼れるベテランが調子出てくると「角中まで繋ごう」という意識が高まりいい循環になるはずだ。