安田12打数8安打内2HRの大爆発-2022ロッテ対楽天21-23

【3連戦のトピックと感想】

【初戦は】佐々木朗希の登板試合。
松川が肩の痛みから控えにまわる。急遽、同期入団の佐藤都が佐々木朗とバッテリーを組んだ。
毎回の間に打ち合わせを繰り返すなど足りない点を補う。

佐々木朗希は160k超のストレートで発進。フォークも変化をつけて攻める。
松川相手の低さからボール一つ分くらい高く配球した?
*佐藤都の慣れていない150kフォークの捕球をたすけた。
佐藤都のアドバイスでカーブを混ぜるなどコミュニケーションをいれて組み立ても修正。

岸の投球、多彩な変化球はいつも通り。うらめしい位のコントロールと変化があった。
マリーンズ打者に的を絞らせなかった。
序盤から緊張感のある投手戦となった。

先に点を取ったのはマリーンズ。
3回に荻野が岸のチェンジアップをうまく捉えた。
レフトラグーンに飛び込む5号ソロは荻野らしいバッティングだった。

佐々木朗希は4回浅村ヒット鈴木大地フォアボールで2アウト1・2塁のピンチも小郷を内野ゴロに打ち取る。
7回を3安打8奪三振の好投で抑え切った。

岸も丁寧にコーナーに投げ分ける。
「緩急も抜群」でマリーンズを6回5安打1失点に打ち取った。

8回マリーンズは是非とも追加点が欲しいところ。
E安樂に2アウト取られるも、井上がフォアボール選び1塁に、
続く安田が左中間深くにタイムリー2ベースを打って追加点を取った。
思い切りのいいヒットで投手陣をバックアップした。

佐藤都は過去1度しかない佐々木朗希とのバッテリーで不安で一杯だったと思う。
しかし佐々木朗希のボールコントロール能力も上手だった。
佐藤都が思っていた以上の制球力で高速フォークを操った。

このコンビの配球は、前回の佐々木朗希を覚えている楽天打者の頭を戸惑わせる制球にもなった。
Mバッテリー間の話し合いが、ピンチをチャンスにかえた。
佐々木朗希にとっても新たな経験になった、一層投球の幅を広げた。

M打線の方は、安田が1軍で初となる「4打数4安打」の大活躍。
引っ張っての2ベース、振りぬいての左中間へ大飛球は素晴らしかった。
好調を維持しているバッティングだった。

8回は唐川が3人で、9回はオスナが3人できってとった。
マリーンズが接戦をものにした。
*オスナは連投の中でもしっかりと結果を出した。

【2戦目は】ロメロが先発、前回の打たれた分をやり返したかったのだが。

初回西川があたりそこないの内野安打で出塁すると、小深田が右中間にタイムリー3ベースで先制。
つぎの浅村が犠飛で2点目をとられた。
ロメロは2回ヒットとセフティバントとかき回されて犠飛で失点。
4回自身のエラーもからみ1アウト2・3塁でも降板、
不運なあたりもあったがナーバスになったか、自分の投球もさせてもらえなかった。

4回ピンチの場面で田中靖が登板。
流れを止められずこの回6点をとられ、計9点。
浅村にうまくうたれた。

4回裏山口航がヒット、安田がレフトにタイムリーで1点返した。

6回安田がライトへ2ランホームランで反撃、低めをライトへ振りぬいた。
思い切りよかった。

田中将大は7回8安打3失点と粘りの投球をした。
8回は酒居、9回は安樂に完璧に抑えられて、マリーンズは敗戦した。

中盤までの失点が大きかった。M守備のみだれも痛い。
田中将大に自分のペースで投げることを許してしまった。

序盤ロメロが調子悪かったがゆえに、4回途中での交代は疑問。
2番手の田中靖がピンチでの登板、抑えろというのは気の毒だった。