「わたしの日々が言葉になるまで」町田そのこ+NHK

【本のレビュー】「わたしの日々が、言葉になるまで」町田そのこ+NHK-感想

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*「わたしの日々が、言葉になるまで」町田そのこ+NHK「わたしの日々が、言葉になるまで」制作班著 祥伝社刊。を読んだ感想になります。

「わたしの日々が、言葉になるまで」小説家に学ぶ言語化のコツ

副題にもありますが“言語化のコツ”が書かれています。小説家は言葉を操る専門家。言葉の使い方に悩んでいる人に対して町田さんのアドバイスが書かれている本です。

【町田そのこ】
作家。1980年3月9日生まれ。2016年、「カメルーンの青い魚」で、 「第15回女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。2017年に同作を含む『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』(新潮文庫)でデビュー。
2021年4月、「52ヘルツのクジラたち』(中央公論新社)が、 「2021年本屋大賞」で大賞を受賞。近著に『月とアマリリス』(小学館)、『彼女たちは楽園で遊ぶ』(中央公論新社)など。
*「わたしの日々が、言葉になるまで」祥伝社刊 より引用しました。

第1章「自分を整える」、第2章「他者に気持ちを伝える」

SNSで募集した読者からの質問に、町田さんが答える形式で進んでいきます。

言葉がどんどん流れていく時代。使える言葉?こんな時どう話す?空気の悩み。正しい言葉とは?意見の出し方、色々な悩みが出てきます。

“言葉を他の人にうまく伝えることができればどんなにいいだろう。”
本の中の質問者は、真剣に悩んでいます。
(誰もが大なり小なり悩んでいることではないでしょうか)

町田さんは、100%を求めない、もっとゆるめて下さい、自分を縛らないで、限定させないで、と提案します。

言葉の扱いに悩んでいる人等に向けての処方箋ですが、難しい本ではありません。会話の時や文章を書く時に役に立つことばかり。町田さんの語り口はやさしいのでダイレクトに入ってきました。

この本の中に「おしゃべりを楽しむような気持ちで読んでほしい。」という文章があります。そこに作者の想いがある、この本のコンセプトがあると思いました。

第3章「文章で伝える」は、書き手を目指している人に

小説など書くことが好きでヒントを求めている人に対して書いています。

身近にある日記、エッセイ、SNS、ブログなどを書こうとしてる人に向けての応援だったり、自分を意識して書くことの大切さを語ります。また読者を意識することの大切さも指南。

私は“あまり形式にとらわれず、書いてみることの大切さ”に共感しました。

書いていくうちに自分の得意な所を知り、それをい方向に伸ばしていくとマイナスも打ち消して、癖となったり個性につながるのだと思いました。

高度なテクニックもサラリと書いていて、様々な書き手のレベルにあわせた、ポイントも書いています。

第4章「言葉で自分を育てる」、第5章「#一言で表せない感動」エッセイ

第4章、「言葉で自分を育てる」表現を通じて自分を深める では、SNSを意識したのでしょうか、自分だけの言葉をつくっていく、その為のアドバイスが書かれていました。

第5章、「#一言で表せない感動」エッセイに応募された中から、“選ばれたエッセイ”を5編収めています。

日常の中で見つけた出来事を“ふつうの言葉”に載せています。いずれも作者の方1人1人の“気持ちが乗った”素敵な文章でした。

(この本の表紙・イラストがとても素敵なのですが、その“リーフ”とも被りました。)

最後に

スマホなどで、シンプルなワードでコミュニケーション?が可能な時代。言葉の使い方に迷っている人、自分を言葉で伝えることに不安を抱える人、が増えているのかも。

実際自分を振り返っても、スマホなどを通じて会話している部分も増えました。それでも親しい人にはしっかり伝えたいという気持ちもあります。(筆はなかなか進みませんが‥。)

文章を作る能力も使わなくなれば当然衰えていくもの。それも何か寂しいですよね。自分らしく言葉を使い発信したいです。

人が言葉を上手く使い進化してきた。いつの時代も言葉を知り使う事の大切さがあるのだと思います。

人に歴史があるように言葉にも歴史がある、言葉はそれ自体が力を持っている。それを上手に使わない手はないのでしょう。

外の世界がひろがっていくとしても、『身近な人に自分の想いを伝えること』は“自分だけの権利”であり、“相手に伝えるギフト”、“よりよい人間関係をつくる土台”だと信じたいです。

『自分の気持ちを言語化して伝えること』
自分らしく生きるためには大切なことなのかもしれません。

気になる方は手にとってみてはいかがでしょうか?

*この本の題名にも入っている番組があります。NHKEテレの番組「わたしの日々が、言葉になるまで」です。(町田そのこさんも出演者)

本の中の紹介によると、教養バラエティー番組であり“日常の中で起こる言葉にならない瞬間に、ぴったりくる言葉を探すトーク番組”とのこと。
(7月から始まった番組はシーズン2、機会があれば観たいと思います)

※最後までお読みいただきありがとうございました。個人的な感想です。

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