美馬好投-荻野安田活躍-自力CS進出消滅ロッテ対ソフトバンク22-24

2020年 11月 5日(木 )
ロッテ対ソフトバンク 24回戦(最終戦)

6対 1で ロッテの勝ち
勝ち投手:美馬  負け投手:東浜

【トピック】
美馬が無難に立ち上がるも、3回2アウト1、2塁から自身のピッチャーゴロ悪送球で1点を先制される。しかしこの後美馬に動揺は無かった。スライダー、フォークが冴えてソフトを抑える。
美馬の好投に打線も答える。5回井上・藤岡連続ヒットで2アウト1・ 2塁から安田が「気持ちで」左中間2点タイムリー2ベースを放つ。藤岡もナイススライディングでホームに戻った。

M6回は2アウト満塁から藤岡が押し出しフォアボールを選び1点追加した。これが大きかった。8回には荻野が2アウト満塁から2点タイムリー2ベースを打って試合を決めた。
美馬7回⅔を4安打1失点。プレッシャーがかかる試合、球数も少なく素晴らしい投球をした。荻野、清田マルチ。柳田マルチ。
*久々の快勝「逆転のロッテ」、ナインに笑顔が戻った。

*ロッテはソフトバンクとの対戦成績を12勝11敗1分で勝ち越しした。
*西武は試合無かったので、2位とは0.5ゲーム差になった。

結果-2020年 11月 2日-4日 (木)
ロッテ対ソフトバンク22-24回戦

対ソフトバンク  1勝 2敗 ロッテ負け越し

【トピック】
初戦はリードして形をつくるも、好調ソフトバンクに石川が崩れて逆転負け。
2戦目はチェン・ウェインが好投するも、最近調子がいい千賀の前に沈黙した。初戦・2戦目落として、ホントに崖っぷちになった。
3戦目に今年から移籍してきた美馬がプレッシャーをはねのけ勝利。
打線も清田・荻野・井上・藤岡が復調しつつあり。安田も打順に関係なく「気持ち」で打った。チームに笑顔が戻ってきた。
残り3試合、負けられない試合が続く。先発陣は堅調、益田が戻ってきた。
CSにこだわることでAクラスを死守したい。

まとめ

コロナ禍で選手が離脱して以来、主軸が戻ってきても「千葉ロッテらしくない」のが気になっていた。最近のロッテは「今年パリーグに新しく参加して、まだ力が出せなくて空回りしている球団」というチームに見えていた。

振り返れば、ロッテは歴史的に下剋上や連敗など変わった記録を持つ。
不運にも2020その伝統が守られてしまった。
優勝争い中にコロナ禍受ける、層の薄さという弱点が露呈、復帰後もチーム編成に苦しむ。
誰もが「ロッテの2020はこれで終わり」と思っていた。
しかしソフト最終戦では打線が活躍して以前に戻りつつある。

土俵際に来て「意外性」が戻りつつあるのだ。
『逆転のロッテ』で走り続けた2020。
最後の3試合は、落ちるとこまで落ちたマリーンズが、『意外性のロッテ』を発揮するかどうかにかかっている。
決して底力ではない。「意外にしぶとい力」であり、ロッテが本来持っている「メイクドラマの力」だ。
今その「意外性の登場」を全国のマリーンズファンが固唾をのんで待っている。